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しのふちより

死の淵より

高見 順

老いたヒトデ「風景」1963(昭和38)年11月号<br>死の淵より「群像」1964(昭和39)年8月号

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 18,084 字 · 38 页

青空文庫

青春の健在

行為だけの世界に連れて来たい

そして魂をガンにして苦しめてやりたい

そのとき口の達者な魂ははたしてなんと言うだろう

※(ローマ数字2、1-13-22)

ここの詩は入院直前および手術直前に属するもので、本当は※(ローマ数字1、1-13-21)の前に掲げるべきものである。順序が逆なのだが、それをなぜ※(ローマ数字1、1-13-21)の次にしたか、自分でもよくわからない。自分の気持としてそうしたかったからだが、詩のできが※(ローマ数字1、1-13-21)のほうがいいと思えるのでそれをさきに見てもらいたいという虚栄心からかもしれぬ。

「みつめる」「黒板」「小石」「愚かな涙」「望まない」などは当時ほとんど即興的に書き流したままの詩で、のちの手入れがほどこされてないので、発表のはばかられる稚拙と自分で気がさしているのかもしれぬ。

「青春の健在」「電車の窓の外は」などは車中でのメモにもとづいて、のちに書いたものである。これは当時の偽らざる実感で、死の恐怖が心に迫ってきたのはあとからのことである。

青春の健在

電車が川崎駅にとまる

さわやかな朝の光のふりそそぐホームに