轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
06 一九三九年(昭和十四年)
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 374,755 字 · 745 页
困りかたは痛切ですから。でもこれは何も切迫したことではないのですから、御心配なく。二つの手紙つくねられていたかたきうちというわけで短いのではございませんから、どうぞそのおつもりで。お体をお大切に、風がなくていい日でした。小説も2/3の終りです。その話も又ね、では。
十月十二日夜 〔巣鴨拘置所の顕治宛 目白より(封書)〕
十月十二日 第九十四信
さて、今晩は。九日朝のお手紙けさつきました。疲れのこと、気をもまして(というよりもうすこしちがったもの、ね)すみませんでした。鎌倉のことは大笑いね。私が、改めて徹夜はしない云々と書くのは、いろいろ多いと「これは例外」と云って徹夜でもしやしまいか、こっそりやってるんだろう、とお思いになると思って改って書くので、他意なし、です。いそがしいからと云って夜ひる顛倒したら、一生涯きりがないことになってしまいますもの。どうにかやれているのも朝から昼間やっているからですもの。手のはれるのは、血圧の関係ナシです。私の血圧はいいのです、百二十幾つかですから。この間小説かいていたときも、朝から午後ずっとやって夜早く横になって、それでやり通しました。