轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

でんえんじょうちょうあり

田園情調あり

佐々木 邦

「キング」大日本雄辯會講談社、1952(昭和27)年6月

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 9,319 字 · 19 页

青空文庫

と答えて、水町君は、

「秋ちゃん、機嫌をよくしておくれよ」

「えゝ。私」

「何だい?」

「私はあの前からよ。市からの帰りに一緒になって話しながら来た時からよ。あんたがあんなことを言ってくれたものだから、そんな気になって考えたんですけれど、身分が違うから駄目だと思っていたのよ」

「身分なんてことはないんだよ、今の世の中には。そんな心配はしなくてもいゝ。どこまでも僕を信じていておくれ」

「えゝ」

「僕はその前からだよ。あんたが学校へ通っていた頃からだ」

「帰りによく会ったわね」

「会うようにしたのかも知れない。まだ銀行へ行っていない頃で閑だったから」

「私も厭じゃなかったのよ。尊敬していましたから。今でも尊敬していますけれど」

「今でもと附け足したね」

「オホヽヽヽ。今は尊敬が何かに代っていますから」

「何に代ったんだろう?」

「知らないわ」

「秋ちゃん、僕はあんたともっと話したいんだけれど」

「駄目よ、もう」

「今じゃない」

「いつ?」

「こんなにキョト/\しないで、一緒に坐って公明正大に話す法があるんだ」

「いゝ法ね。どんな法?」

秋ちゃんは又寄り添った。至って天真爛漫だ。

「あんたが文学談話会へ入ればいゝんだよ。