轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

かがくほうほうろん

科学方法論

戸坂 潤

「科学方法論」岩波書店、1929(昭和4)年6月25日

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 145,035 字 · 284 页

青空文庫

――体系に就いては後を見よ。

相互決定の分析に先立って一つの注意を忘れてはならない。人々は茲に直ぐさま交互作用を憶い起こすことであろう。方法と対象とは交々互いに決定するのであったし、そしてこの決定は無論静止的関係ではあり得ないが、今もしこの決定をば決定という作用を作用する―― Wirkliches Wirken ――ことであると云うならば、相互決定の関係は一応は交互作用と呼ばれてもよいようである。けれどもそのような意味に於て交互作用を語るのであるならば、それは少しも方法・対象の相互決定を分析するものではなくして、却って一つのより蕪雑な概念――作用という――を用いて同語反覆するに過ぎないであろう。処でもし同語反覆以上のより積極的な内容を之に与えようとするならば、こんどはこの概念の使用の場合を取り違えていることに気付かなければならないであろう。というのは、その積極的内容ある交互作用とはカントに於てそうあるように、一つの範疇に他ならないであろう。という意味は、対象と対象との「関係」を構成する概念で夫はあるであろう*。処が吾々が求める関係は対象と対象との夫ではなくして対象と方法との夫であった。