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「ふんしょじだい」のしゅつげん
論理とその実践――組織論から図書館像へ――
中井 正一
中井正一『論理とその実践――組織論から図書館像へ――』。同一底本的分册已合并为一书。收入:「焚書時代」の出現、生まれ変った赤坂離宮、国立国会図書館について、知識と政治との遊離、地方文化運動報告、図書館法楽屋話、図書館法の成立、野に山にかかる虹の橋、民族の血管、「良書普及運動」に寄せて、機構への挑戦、巨像を彫るもの、国立国会図書館、集団文化と読書、実践について、組織としての図書館へ、地方の青年についての報告、聴衆0の講演会、図書館法ついに通過せり、図書館法と出版界、歴史の流れの中の図書館。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 57,021 字 · 120 页
参議院の議事録では、年三億という説明に対して「そんなに少ない予算でどうする」という声さえあったのである。にもかかわらず、今年取った予算はわずか一千万円である。これには、読書週間などの出版界の動きで、新聞をもふくめて大きく輿論を高めて、補助金を三億、五億と計上するならば、それはやがて、出版界の上にミカエリ資金となり、金融界もそれを見のがしはしないのである。
購買対象の組織体として、図書館界を計算に入れる事を、出版界は忘れていると思うのである。それには国庫が半額補助し、地方財政が半額をうけもつ図書館法案の意義を、再び注意したいのである。まず図書館界の二大支柱である公共図書館と、学校図書館を統一されたる購買組織とするように、取次機構がそれを援助しなければならない。眼前の利を追うところの分裂はいたずらに、巨大な補助金機構への破壊でしかないのである。眼前の三十万円で走りまわるよりも、確実な三億の予算の獲得に眼を転ぜられたいのである。折角の私達の苦心を利用していただきたいのである。
国立国会図書館の印刷カードは、三百以上出るとき、紙代と刷賃だけをみて、一枚一円十五銭で売ることにしている。