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「ふんしょじだい」のしゅつげん

論理とその実践――組織論から図書館像へ――

中井 正一

中井正一『論理とその実践――組織論から図書館像へ――』。同一底本的分册已合并为一书。收入:「焚書時代」の出現、生まれ変った赤坂離宮、国立国会図書館について、知識と政治との遊離、地方文化運動報告、図書館法楽屋話、図書館法の成立、野に山にかかる虹の橋、民族の血管、「良書普及運動」に寄せて、機構への挑戦、巨像を彫るもの、国立国会図書館、集団文化と読書、実践について、組織としての図書館へ、地方の青年についての報告、聴衆0の講演会、図書館法ついに通過せり、図書館法と出版界、歴史の流れの中の図書館。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 57,021 字 · 120 页

青空文庫

数千の労働者がいても出来ない街もある。二十五名でも出来る村もある。それは激しい闘いであり、一つの村で勝ったり、一つの村で敗れたりしているのである。

農村では勝敗の分け目は、バクチを打つ青年のパーセンテージで定まるのである。今日読書会に出た青年が、明日バクチを打つかもしれないのを防ぎ止めるところに、指導青年の苦心があるのである。二、三名の闘いに闘っている青年達は、よい講師が他村にもって行かれる事を実にくやしがる。「来年は、先生たのみます」と泣くようにいう。そんな時、実に私も泣けて来る。都会で論争と喧嘩ばかりしてる講師達が、どうして、この青年達の真中に飛込んで来てやらないのか。村は、村から村へ、反動攻勢のボス連の焼き打ちにかかって、次から次へ燃えてしまって、焼け落ちていっているのに。

街の青年層となると学生が増える。学生は妙に反動へと浮遊してゆく。正しさはよく判るが、潜在意識のあのファショ教育の残滓の奥の方から、囁くようにブレーキをかけるものがあるらしい。この蜘蛛の巣のようなものを手や指につかんで、ヤケを起している風が見える。この昏冥には、行くものが帰るものであり、帰るものが行くものであるという、「西田さんの渦流」