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まめせんすいていのゆくえ

豆潜水艇の行方

海野 十三

「家の光」家の光協会、1941(昭和16)年8月~1942(昭和17)年1月号

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 20,245 字 · 41 页

青空文庫

からいばりはやめて、なにかそっちで、おしえをうけたいことがあるなら、ぼくらの前にどうぞおしえてくださいと、すなおに頭を下げたがいい」

青木が、きっぱりいい放ったことばに、隊長紳士は顔をいっそう赤くそめて、ぶるぶるふるえ出しました。きあ、この場のおさまりは、どうなることでしょうか。

とりかえっこ

その怪外人は、じつにいばっています。二人にむかって、

「なにをいっても、もうだめだ。ここへはいったが最後、お前たちを生かすのも殺すのも、わしの自由だ。なんでもはいはいといわないと、ためにならないぞ」

といって、彼はピストルをふりまわします。

青木学士は、考えました。

自分ひとりだけならいいが、水上少年と一しょですから、あまりひどいことをされてはこまると思いました。またその外人も、いいだしたら、あとへひきそうもない様子ですから、ここはしばらく相手のいうとおりになって、あとですきをみて、なんとか、にげだす方法を考えることにしようと決心しました。

そこで青木学士は、二三歩、怪外人の前へあるいていって、

「おい君。君がそんなにいうのは、あの豆潜水艇の中をしらべてみたが、どうしたら動いたり、浮いたり、沈んだりするのか、それがわからないので、僕たちをせめるのだろう。