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のわき

野分

夏目 漱石

一个直言不讳的文学老师,在乡村中学碰了一鼻子灰。理想撞上现实的台风,他还能像野分一样坚持自我吗?

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 93,508 字 · 189 页

青空文庫

二

「いけなかないよ。言うのは結構だが……あんまり当にならないからな」

「なぜ?」

「なぜって、その内だんだんわかるさ」

「じゃ御友達の方にでも願って、あしたからでも運動をなすったらいいでしょう」

「友達って別に友達なんかありゃしない。同級生はみんな散ってしまった」

「だって毎年年始状を御寄こしになる足立さんなんか東京で立派にしていらっしゃるじゃありませんか」

「足立か、うん、大学教授だね」

「そう、あなたのように高くばかり構えていらっしゃるから人に嫌われるんですよ。大学教授だねって、大学の先生になりゃ結構じゃありませんか」

「そうかね。じゃ足立の所へでも行って頼んで見ようよ。しかし金さえ取れれば必ず足立の所へ行く必要はなかろう」

「あら、まだあんな事を云っていらっしゃる。あなたはよっぽど強情ね」

「うん、おれはよっぽど強情だよ」

二

午に逼る秋の日は、頂く帽を透して頭蓋骨のなかさえ朗かならしめたかの感がある。公園のロハ台はそのロハ台たるの故をもってことごとくロハ的に占領されてしまった。高柳君は、どこぞ空いた所はあるまいかと、さっきからちょうど三度日比谷を巡回した。三度巡回して一脚の腰掛も思うように我を迎えないのを発見した時、重そうな足を正門のかたへ向けた。