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のわき

野分

夏目 漱石

一个直言不讳的文学老师,在乡村中学碰了一鼻子灰。理想撞上现实的台风,他还能像野分一样坚持自我吗?

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 93,508 字 · 189 页

青空文庫

「妙花園へ行くひまがあれば一頁でも僕の主張をかくがなあ。何だか考えると身体がむずむずするようだ。実際こんなに呑気にして、生焼のビステッキなどを食っちゃいられないんだ」

「ハハハハまたあせる。いいじゃないか、さっきの商人見たような連中もいるんだから」

「あんなのがいるから、こっちはなお仕事がしたくなる。せめて、あの連中の十分一の金と時があれば、書いて見せるがな」

「じゃ、どうしても妙花園は不賛成かね」

「遅くなるもの。君は冬服を着ているが、僕はいまだに夏服だから帰りに寒くなって風でも引くといけない」

「ハハハハ妙な逃げ路を発見したね。もう冬服の時節だあね。着換えればいい事を。君は万事無精だよ」

「無精で着換えないんじゃない。ないから着換えないんだ。この夏服だって、まだ一文も払っていやしない」

「そうなのか」と中野君は気の毒な顔をした。

午飯の客は皆去り尽して、二人が椅子を離れた頃はところどころの卓布の上に麺麭屑が淋しく散らばっていた。公園の中は最前よりも一層賑かである。ロハ台は依然として、どこの何某か知らぬ男と知らぬ女で占領されている。秋の日は赫として夏服の背中を通す。