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がいこつとうのだいぼうけん
骸骨島の大冒険
山本 周五郎
「少年少女譚海」1930(昭和5)年10月~12月
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 16,922 字 · 35 页
「そうさ、骸骨島と云うのは……」
云いかけた時、壮太があまり夢中になって身を押つけていたので、扉がぎいと鳴った。
「誰だ※(感嘆符二つ、1-8-75) 誰だ、そこにいるのは※(感嘆符二つ、1-8-75)」
叫んだかと思うと、悪漢が立上ってくる容子、しまった※(感嘆符二つ、1-8-75) と思って扉のかげに身を寄せる壮太。とたんに三人の荒くれ男が扉を押し明けて雪崩れこんだ。
明るい室から、急に真暗なところへきたので、眼の見えなくなった隙を見て、ひらりと身を翻えした壮太、隣りの室へ跳びこんで、隔ての扉をぴったり閉ざした。
見ると、机の上には一枚の地図がおいてある。
「これだ、これさえあれば龍介さんを助けられるぞ※(感嘆符二つ、1-8-75)」叫んで、その地図を掴むより早く廊下へ出る扉の方へ突進した。
とそこへ扉をあけてきた悪漢、うしろから壮太に跳びかかった。
「畜生め、今度ぁ負けやしねえぞ※(感嘆符二つ、1-8-75)」
咆えたてた壮太、跳びかかった奴を、腰車にかけて抛り投げると、傍にあった椅子を取って、電灯へ叩きつけた。
ぱっと消える電灯。暗闇の中で、あっ※(感嘆符二つ、1-8-75) と叫ぶ人声。