轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
くろふねぜんご
黒船前後・志士と経済他十六篇
服部 之総
服部之総『黒船前後・志士と経済他十六篇』。同一底本的分册已合并为一书。收入:黒船前後、志士と経済、空罎、加波山、咸臨丸その他、汽船が太平洋を横断するまで、黒田清隆の方針、黒船来航、新撰組、せいばい、尊攘戦略史、撥陵遠征隊、福沢諭吉、武鑑譜、望郷、蓮月焼、Moods cashey。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 121,901 字 · 247 页
しかし、その翌年になってめざましく展開されてゆく国外勢力の行動方針は、文久三年中にすでに決定されていたということができる。
一八三四年以来極東における英国のおそるべき商敵となった米国が、一八六一年来の内乱で弱められて、しっかりと幕府に食下った米公使もさすが手の出しようがなくなったころから、今度はフランスが非常な勢で日本問題に進出してきた。一八六三年の日本輸出入総額のわずか二%しか占めてないフランスが英日関係危しとの報によってすぐさま(六三年太陽暦二月)軍艦を日本に向って出動させたのは、焼のまわったボナパルト政権のわるあがきによったのである。ナポレオン三世は政権を維持するためどこかで対外的勝利を獲得しなければならない。アメリカ内乱が起るとすぐさまメキシコに宣戦(一八六二年)したが、その手で日本もみこまれたのである。メキシコも失敗、日本も失敗、そして明治四年に何もかも失敗して、パリ・コンミューンだ。しかし日本では、函館戦争まで頑張ったほどあって、文久三年ジョレス提督の軍艦到着とともに、英幕危機を巧みに利用しつつ、米公使をおしのけてたちまち幕府を掌中にまるめてしまった。