轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

ぐうたらどうちゅうき

ぐうたら道中記

佐々木 邦

「主婦之友」主婦之友社、1922(大正11)年1月~12月

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 164,113 字 · 332 页

青空文庫

第九回

「活動の実写ですよ」

と清瀬さんが僕達に安心させてくれた。

武士はナカ/\強かったが、助太刀が手出しを始めたので受け身になり、間もなく妹娘に一刀浴せられて倒れると、姉娘が走り寄って止めを刺した。「親の仇、思い知れや!」とでも言うのだろうが、口を動かす丈けで聞き取れなかった。台詞は写らないから言う必要がない。写真だから見えるところ丈けで足りる。この辺がカラーさえあればシャツは要らないという現代思潮に投合するので活動写真は爾く歓迎されるのだろうと思った。

第九回

聊か疲れて清瀬さんの家へ着いたのは三時近くだった。

「お二人とも嘸お腹がお空きでございましょうね、こんなに刻限も考えずにお引き廻しをして」

と待ちあぐんでいたお母さんは清瀬さんに小言を仰有って、直ぐにお昼の支度のしてあるお茶の間へ案内してくれた。距離から言うと伊賀の上野の茶粥以来大和の奈良まで一口も喰べないのだから実際空腹だったが、お蔭であれから二月堂三月堂大仏と目ぼしいところは大抵見てしまって、土地のお話を聞く下拵えが悉皆出来ていた。

御飯が済むと間もなく清瀬さんのお父さんがお役所からお帰りになって、