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それから

それから

夏目 漱石

代助醒来时,脑海里悬着一块木板,随脚步声消失。他总在半夜按着胸口数心跳,思考这跳动的生命到底意味着什么。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 172,794 字 · 347 页

青空文庫

「そう傍で嗅いじゃ不可ない」

「あら何故」

「何故って理由もないんだが、不可ない」

代助は少し眉をひそめた。三千代は顔をもとの位地に戻した。

「貴方、この花、御嫌なの?」

代助は椅子の足を斜に立てて、身体を後へ伸したまま、答えをせずに、微笑して見せた。

「じゃ、買って来なくっても好かったのに。つまらないわ、回り路をして。御負に雨に降られ損なって、息を切らして」

雨は本当に降って来た。雨滴が樋に集まって、流れる音がざあと聞えた。代助は椅子から立ち上がった。眼の前にある百合の束を取り上げて、根元を括った濡藁をり切った。

「僕にくれたのか。そんなら早く活けよう」と云いながら、すぐ先刻の大鉢の中に投げ込んだ。茎が長すぎるので、根が水を跳ねて、飛び出しそうになる。代助は滴る茎を又鉢から抜いた。そうして洋卓の引出から西洋鋏を出して、ぷつりぷつりと半分程の長さに剪り詰めた。そうして、大きな花を、鈴蘭の簇がる上に浮かした。

「さあこれで好い」と代助は鋏を洋卓の上に置いた。三千代はこの不思議に無作法に活けられた百合を、しばらく見ていたが、突然、

「あなた、何時からこの花が御嫌になったの」