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それから
それから
代助醒来时,脑海里悬着一块木板,随脚步声消失。他总在半夜按着胸口数心跳,思考这跳动的生命到底意味着什么。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 172,794 字 · 347 页
代助は行くとも、行かないとも決答を与えなかった。けれども兄に対しては、誠太郎同様に、要領を握らせないで返してしまう勇気も出なかった。その上午餐を断って、旅行するにしても、もう自分の懐中を当にする訳には行かなかった。やはり、兄とか嫂とか、もしくは父とか、いずれ反対派の誰かを痛めなければ、身動が取れない位地にいた。そこで、即かず離れずに、高木と佐川の娘の評判をした。高木には十年程前に一遍逢ったぎりであったが、妙なもので、何処かに見覚があって、この間歌舞伎座で眼に着いた時は、はてなと思った。これに反して、佐川の娘の方は、つい先達て、写真を手にしたばかりであるのに、実物に接しても、まるで聯想が浮ばなかった。写真は奇体なもので、先ず人間を知っていて、その方から、写真の誰彼を極めるのは容易であるが、その逆の、写真から人間を定める方は中々むずかしい。これを哲学にすると、死から生を出すのは不可能だが、生から死に移るのは自然の順序であると云う真理に帰着する。
「私はそう考えた」と代助が云った。兄はなるほどと答えたが別段感心した様子もなかった。葉巻の短かくなって、口髭に火が付きそうなのを無暗に啣え易えて、