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それから
それから
代助醒来时,脑海里悬着一块木板,随脚步声消失。他总在半夜按着胸口数心跳,思考这跳动的生命到底意味着什么。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 172,794 字 · 347 页
「それで、必ずしも今日旅行する必要もないんだろう」と聞いた。
代助はないと答えざるを得なかった。
「じゃ、今日餐を食いに来ても好いんだろう」
代助は又好いと答えない訳に行かなかった。
「じゃ、己はこれから、一寸他所へ廻るから、間違のない様に来てくれ」と相変らず多忙に見えた。代助はもう度胸を据えたから、どうでも構わないという気で、先方に都合の好い返事を与えた。すると兄が突然、
「一体どうなんだ。あの女を貰う気はないのか。好いじゃないか貰ったって。そう撰り好みをする程女房に重きを置くと、何だか元禄時代の色男の様で可笑しいな。凡てあの時代の人間は男女に限らず非常に窮屈な恋をした様だが、そうでもなかったのかい。――まあ、どうでも好いから、なるべく年寄を怒らせない様に遣ってくれ」と云って帰った。
代助は座敷へ戻って、しばらく、兄の警句を咀嚼していた。自分も結婚に対しては、実際兄と同意見であるとしか考えられない。だから、結婚を勧める方でも、怒らないで放って置くべきものだと、兄とは反対に、自分に都合の好い結論を得た。
兄の云う所によると、佐川の娘は、今度久し振に叔父に連れられて、見物旁上京したので、叔父の商用が済み次第又連れられて国へ帰るのだそうである。