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それから

それから

夏目 漱石

代助醒来时,脑海里悬着一块木板,随脚步声消失。他总在半夜按着胸口数心跳,思考这跳动的生命到底意味着什么。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 172,794 字 · 347 页

青空文庫

「あら、気が付いて。あれは、あの時ぎりなのよ」

「あの時はあんな髷に結いたくなったんですか」

「ええ、気迷れに一寸結ってみたかったの」

「僕はあの髷を見て、昔を思い出した」

「そう」と三千代は耻ずかしそうに肯った。

三千代が清水町にいた頃、代助と心安く口を聞く様になってからの事だが、始めて国から出て来た当時の髪の風を代助から賞められた事があった。その時三千代は笑っていたが、それを聞いた後でも、決して銀杏返しには結わなかった。二人は今もこの事をよく記憶していた。けれども双方共口へ出しては何も語らなかった。

三千代の兄と云うのは寧ろ豁達な気性で、懸隔てのない交際振から、友達には甚く愛されていた。ことに代助はその親友であった。この兄は自分が豁達であるだけに、妹の大人しいのを可愛がっていた。国から連れて来て、一所に家を持ったのも、妹を教育しなければならないと云う義務の念からではなくて、全く妹の未来に対する情合と、現在自分の傍に引き着けて置きたい欲望とからであった。彼は三千代を呼ぶ前、既に代助に向ってその旨を打ち明けた事があった。その時代助は普通の青年の様に、多大の好奇心を以てこの計画を迎えた。