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それから

それから

夏目 漱石

代助醒来时,脑海里悬着一块木板,随脚步声消失。他总在半夜按着胸口数心跳,思考这跳动的生命到底意味着什么。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 172,794 字 · 347 页

青空文庫

代助は拳を固めて、割れる程平岡の門を敲かずにはいられなくなった。忽ち自分は平岡のものに指さえ触れる権利がない人間だと云う事に気が付いた。代助は恐ろしさの余り馳け出した。静かな小路の中に、自分の足音だけが高く響いた。代助は馳けながら猶恐ろしくなった。足を緩めた時は、非常に呼息が苦しくなった。

道端に石段があった。代助は半ば夢中で其所へ腰を掛けたなり、額を手で抑えて、固くなった。しばらくして、閉さいだ眼を開けて見ると、大きな黒い門があった。門の上から太い松が生垣の外まで枝を張っていた。代助は寺の這入り口に休んでいた。

彼は立ち上がった。惘然として又歩き出した。少し来て、再び平岡の小路へ這入った。夢の様に軒燈の前で立留まった。守宮はまだ一つ所に映っていた。代助は深い溜息を洩らして遂に小石川を南側へ降りた。

その晩は火の様に、熱くて赤い旋風の中に、頭が永久に回転した。代助は死力を尽して、旋風の中から逃れ出ようと争った。けれども彼の頭は毫も彼の命令に応じなかった。木の葉の如く、遅疑する様子もなく、くるりくるりとの風に巻かれて行った。

翌日は又燬け付く様に日が高く出た。