轻松读懂日语经典作品
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どこかでよぶような
どこかで呼ぶような
小川 未明
「幼年クラブ」1949(昭和24)年5月
N3 · 进阶 · 新字新假名 · 3,361 字 · 7 页
」と、わたくしは、いいました。
「あっちの町ですね。いまごろお祭りかしらん。」と、おじさんは、考えていました。
わたくしは、神社のお祭りにしては、すこしはやすぎるように感じたけれど、これから日に日に、その季節にちかづくのを知ると、なんとなく心があかるくなりました。
「なにがあるか、いってみませんか。そんなに遠くはないようだ。」と、おじさんは、すぐにもでかけるようすをみせました。
「また、ここまで、つれてきてくれる?」と、わたくしは、帰りを考えたのです。
「どうせ、この道を通るのですもの、つれてきますとも。それに、きょうの仕事は、もうおわったのだから。」と、おじさんは、ちょっとした探検にも、ひじょうな興味をもっているようでした。
わたくしも、同感でした。それに、おじさんを観察して、信用していいと思ったから、いわれるままに、三輪車のあきばこへ乗りました。石炭のかけらが、はこの四すみに、ちらばっているのを見ると、たぶん、駅あたりから、工場へ石炭をはこんだのでしょう。そう思うと、ふと、すぎ去った日のことが、思いだされました。
それは、一昨年の夏のことでした。わたくしは小さい弟をつれて、つりにいったその帰りです。