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まほうやしき
まほうやしき
江戸川 乱歩
「たのしい三年生」講談社、1957(昭和32)年1月号~3月号
N4 · 入门 · 新字新假名 · 5,541 字 · 11 页
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自分のからだにも、茶色の毛がいっぱいはえていたからです。
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井上くんと、ノロちゃんと、井上くんの妹のルミちゃんの三人が、まほうやしきにとじこめられ、ベッドでねむって目をさますと、三人とも、子どものライオンにかわっていました。まほうの力で、ライオンにされたのかとびっくりしましたが、じつは、ねている間に、ライオンの毛皮をかぶせられていたのです。
朝になると、あのせいようあくまがはいってきて、毛皮をぬがせてくれましたが、それから三人は、つぎつぎときみのわるい、ふしぎなものを見せられました。
へやを歩いていると、ゆかのおとしあながぱっと開いて、その下に、すべり台のようなものがあり、三人は、するするとちか室のそこへすべっていきました。
そのうす暗いちか室には、いろいろな形のロボットがたっていて、ぎりぎりとは車の音をさせながら、三人をとりかこむのでした。
そのつぎは、四方のかべも、てんじょうも、ゆかも、ぜんぶかがみをはりつめたへやへ入れられました。
三人のすがたが、かがみからかがみへとはんしゃしあって、なん百、なん千とかさなって見えるのです。
井上くんも、ノロちゃんも、ルミちゃんも、あんなへんな気持になったことはありません。