轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

ものおもうあし

もの思う葦

太宰 治

――当りまえのことを当りまえに語る。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 20,430 字 · 42 页

青空文庫

冷酷ということについて

わがかなしみ

文章について

そうして、最後に、かなしみ極りてかえって、ほのかに明るき貌の、キリストは誰。

山岸、あるいは、自らすすんでキリストの役を買って出そうであるが、果して、どういうものであるか。中谷孝雄なる佳き青年の存在をもゆめ忘れてはならないし、そのうえ、「日本浪曼派」という目なき耳なき混沌の怪物までひかえて居る。ユダ。左手もて何やらんおそろしきものを防ぎ、右手もて、しっかと金嚢を掴んで居る。君、その役をどうか私にゆずってもらいたい。私、「日本浪曼派」を愛すること最も深く、また之を憎悪するの念もっとも高きものがあります故。

冷酷ということについて

厳酷と冷酷とは、すでにその根元に於いて、相違って居るものである。厳酷、その奥底には、人間の本然の、あたたかい思いやりで一ぱいであるのだが、冷酷は、ちゃちなガラスの器物の如きもので、ここには、いかなる花ひとつ、咲きいでず、まるで縁なきものである。

わがかなしみ

夜道を歩いていると、草むらの中で、かさと音がする。蝮蛇の逃げる音。

文章について

文士というからには、文に巧みなるところなくては、かなうまい。佳き文章とは、「情籠りて、詞舒び、心のままの誠を歌い出でたる」