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キリストきょうにゅうもん
キリスト教入門
矢内原 忠雄
序「キリスト教入門」角川新書、角川書店、1952(昭和27)年11月11日<br>門をたたけ「キリスト教入門」角川新書、角川書店、1952(昭和27)年11月11日<br>キリスト教入門第一章 人生と宗教「嘉信第十四巻第八・第九号」嘉信社、1951(昭和26)年8・9月<br>キリスト教入門第二章 いかにしてキリスト教を学ぶか「嘉信第十四巻第十・第十一号」嘉信社、1951(昭和26)年10・11月<br>キリスト教入門第三章 キリスト教の歴史「キリスト教入門」角川新書、角川書店、1952(昭和27)年11月11日<br>キリスト教入門第四章 キリスト教の神観「キリスト教入門」角川新書、角川書店、1952(昭和27)年11月11日<br>キリスト教入門第五章 キリスト教の人間観「キリスト教入門」角川新書、角川書店、1952(昭和27)年11月11日<br>キリスト教入門第六章 キリスト教の救済観「キリスト教入門」角川新書、角川書店、1952(昭和27)年11月11日<br>キリスト教入門第七章 基督者の生涯「キリスト教入門」角川新書、角川書店、1952(昭和27)年11月11日<br>キリスト教早わかり「嘉信第九巻第六・第七・第八号」嘉信社、1946(昭和21)年6、7、8月<br>無教会早わかり「嘉信第十巻第四号」嘉信社、1947(昭和22)年4月<br>聖書について「嘉信第十巻第七号」嘉信社、1947(昭和22)年7月<br>イエスの生涯「キリストの生涯」郵政省、1949(昭和24)年2月<br>あとがき「キリストの生涯」郵政省、1949(昭和24)年2月
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 119,257 字 · 234 页
パンとか葡萄酒とかいうことに何も特別の意味があるわけでない。日本の東京のどこかその辺で買って来たパンをさいて、これはイエスの肉なりと言ってみたところで、それはイエスと何の関係もない。またもしパンがなかったらどうするか。聖餐をするために、わざわざ苦労してパンを買って来、葡萄酒を買ってくる必要があるか。パンや葡萄酒は、日本人はもと知らなかったもので、日本では米の飯と米の酒だけであった。米の飯を食べ、米の酒を飲んだのでは、聖餐ができないか。一杯の茶碗の飯を皆でつついて食べ合う。これで聖餐を行なったと言うことが、なぜできないか。このように考えてみれば、パンと葡萄酒とに意味があるわけでない。すべてそれはシンボリズムであり、トラディショナリズムであるということがわかります。イエスと一つ生命に連なり、それによってまた互いに一つに連なることを記念することが本旨なんですから、それを象徴するためには何もパンと葡萄酒でなくてもいい。パンと葡萄酒であってもいいけれども、パンと葡萄酒でなくてもいい。米の飯と米の酒でもいいし、それがなければ他のものでもいいし、あるいは何もなければ何もなくともいい。