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キリストきょうにゅうもん

キリスト教入門

矢内原 忠雄

序「キリスト教入門」角川新書、角川書店、1952(昭和27)年11月11日<br>門をたたけ「キリスト教入門」角川新書、角川書店、1952(昭和27)年11月11日<br>キリスト教入門第一章 人生と宗教「嘉信第十四巻第八・第九号」嘉信社、1951(昭和26)年8・9月<br>キリスト教入門第二章 いかにしてキリスト教を学ぶか「嘉信第十四巻第十・第十一号」嘉信社、1951(昭和26)年10・11月<br>キリスト教入門第三章 キリスト教の歴史「キリスト教入門」角川新書、角川書店、1952(昭和27)年11月11日<br>キリスト教入門第四章 キリスト教の神観「キリスト教入門」角川新書、角川書店、1952(昭和27)年11月11日<br>キリスト教入門第五章 キリスト教の人間観「キリスト教入門」角川新書、角川書店、1952(昭和27)年11月11日<br>キリスト教入門第六章 キリスト教の救済観「キリスト教入門」角川新書、角川書店、1952(昭和27)年11月11日<br>キリスト教入門第七章 基督者の生涯「キリスト教入門」角川新書、角川書店、1952(昭和27)年11月11日<br>キリスト教早わかり「嘉信第九巻第六・第七・第八号」嘉信社、1946(昭和21)年6、7、8月<br>無教会早わかり「嘉信第十巻第四号」嘉信社、1947(昭和22)年4月<br>聖書について「嘉信第十巻第七号」嘉信社、1947(昭和22)年7月<br>イエスの生涯「キリストの生涯」郵政省、1949(昭和24)年2月<br>あとがき「キリストの生涯」郵政省、1949(昭和24)年2月

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 119,257 字 · 234 页

青空文庫

を翻訳したものである。「メシヤ」は「膏注がれた者」の意味であって、祭司もしくは王に任職する際には、その頭に膏をそそぐ儀式があった。そのことから転じて、イスラエル民族待望の救主をメシヤと呼び、それをギリシャ語訳してキリストと言ったのである。

「人の子」というのは、イエスが己自身を呼んだ呼称であるが、元来旧約聖書から出た終末観的用語であって、「メシヤ」を指す言葉であった。

「イスラエル」というのは、ユダヤ民族の始祖アブラハムの孫ヤコブの別名であるが、後にはヤコブから出た民族をイスラエルと呼んだ。

「ユダ」もしくは「ユダヤ」は、元来イスラエル民族の十二支族の一つであるが、後には民族全体を指す言葉となった。イエスの時代には、ユダヤ人の住む地は今のパレスチナの南部であるユダヤ地方、北部であるガリラヤ地方、並びにヨルダン川の東部であるペレヤ地方に大別され、ユダヤとガリラヤとの間にあるサマリヤ地方とその住民は、社会的、宗教的に別個の集団をなしていた。

「エルサレム」はユダヤの都であり、イエスの在世当時にはエホバの神殿がそこにあって、ユダヤ人の国民生活の中心を成した。

「エホバ」