轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

スポーツ・ぶんがく・せいじ

スポーツ・文学・政治

坂口 安吾

「近代文学 第四巻第一一号」1949(昭和24)年11月1日

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 6,635 字 · 14 页

青空文庫

この間『新潮』に連載した「スキヤキから一つの歴史がはじまる」、あのあとを『群像』でつづける予定だが、あれは非常に抱負を持って書いている。

小説談議

日本人にはスポーツをやる気持で小説を書く気持が皆なくってね。ドストエフスキーや、バルザックはスポーツ的だよ、遊びだよ、だから俗なもんだ。どうして日本人はそういうことに気づかないんだろう。

ボクの書くものは健康だよ。「風博士」だってそうだったし、「肉体文学」と言う人もあるが、ボクのものは健康だと思う。

こんどの「スキヤキから一つの歴史がはじまる」は今後は全然ちがったものになり、あの連中は全部大臣とか代議士なんかになって、戦争に敗けてしまって終るんだ。政治小説みたいになる。但し敗ける時は総理は東条なんていないんで、二・二六事件もない、全然モデルもなく全くのフィクション、たゞ事実なのは日本が敗けたということだけだ。

丹羽文雄の『現代史』の失敗は、あゝいったきまった人物を書いたため、モデルに圧倒されている。モデルに縛られて自由がきかなくなったからだ。今度の小説はそこんところを考えた。この次の号あたりでボクの意図がわかってくるだろう。