轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
プロレタリアぶんがくにおけるこくさいてきしゅだいについて
プロレタリア文学における国際的主題について
宮本 百合子
「読売新聞」1931(昭和6)年10月16、17、20~22日号
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 7,199 字 · 15 页
彼は無智な軍用ペンをふるって、ブルジョア異国趣味から狂気的民族主義へ飛躍しているのだ。
この実例だけでも、ブルジョア文学の領域内で、異国趣味を基礎とする国際主義は民族主義の泥沼にはまってついにファッショ化するものだということが十分明瞭に示されている。
資本主義のイデオロギーはそれが必然の過程として植民地搾取を包含する帝国主義イデオロギーである限り、本質的に「インターナショナル」は理解し得ないものなのだ。
三
ところで、ではプロレタリア文学は国際的展望において民族性の問題をどう取扱っているだろう?
決して、それをブルジョア文学におけるように最後の決定的なものとしては認めない。階級的インターナショナルの闘争を強固にし、その連帯的活動を活々させ、より効果的に行うための、具体的情勢の個別的条件としてだけ、民族性は問題となって来る。
どんな場合でも中国は中国、日本は日本ではない。中国はこうで、日本はこうで、それぞれの特殊性は、互に国際的階級闘争の全場面に対してどういう役割を持つものか。そういう観点からとりあげられて来るのだ。
だから、各国の階級闘争が国際的連帯を緊密にするにつれて、文化活動の国際性もこの頃ますます拡大されて来た。