轻松读懂日语经典作品
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たんげさぜん
丹下左膳
林 不忘
01 乾雲坤竜の巻
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 340,187 字 · 666 页
あとは俺が引き受ける」
与吉はにやにや笑っている。
「古い手ですね。うまくいくでしょうか」
「そこが貴様の手腕ではないか」
「ヘヘヘ、ようがす。やってみましょう」
うなずき合ったとたん
「来たぞ! あれだ」
源十郎が与吉の袖を引く。
見ると着流しに雪駄履き、ちぐはぐの大小を落し差しにした諏訪栄三郎、すっきりとした肩にさんさんたる陽あしを浴びて大股に雷門のほうへと徒歩ってゆく。
栄三郎が正覚寺門前にさしかかった時だった。
前後に人通りのないのを見すました源十郎が、ぱっと片手をあげるのを合図に、スタスタとそのそばを通り抜けて行ったつづみの与吉。
「もし、旦那さま――」
あわただしく追いつきながら、
「あの、もしお武家さま、ちょいとお待ちを願います」
と声をかけて、律儀そうに腰をかがめた。
「…………?」
栄三郎が、黙って振り向くと、前垂れ姿のお店者らしい男が、すぐ眼の下で米搗きばったのようにおじぎをしている。
「はて――見知らぬ人のようだが、拙者に何か御用かな?」
栄三郎は立ちどまった。
「はい。道ばたでお呼びたて申しまして、まことに相すみませんでございます――」
「うむ。