轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

たんげさぜん

丹下左膳

林 不忘

01 乾雲坤竜の巻

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 340,187 字 · 666 页

青空文庫

ついてはいつぞや用だてた五十両の金、全額といったら貴公も迷惑だろうから、どうか半金ばかり入れてもらいたい……とこう、真綿で首を締めるように、丁寧に催促されては、そこへこっちから、また二十両拝借ともきりだしかねて、なるほど、それではいずれ近日調達して返済いたします――と、俺は汗をかいてそこそこに逃げ帰って来た。

ああ先手をうたれてやんわりやられちゃアかなわない。まったく我善坊の伯父御と来ちゃア食えない爺いだからなア……。

と源十郎。

自分こそ親類じゅうの爪弾き、大の不実者、人間の屑のように言われているのを棚にあげ――アアこうなることとわかっていたら、ふだんからもうすこし不義理をつつしみ、年始暑寒にも顔を出して、あちこち敷居を低くしておけばよかったと、いま気がついても後のまつり。

暗剣殺……八方ふさがり。

しんから途方にくれた鈴川源十郎が、五十両に魂を失って操り人形のように、仙台堀から千鳥橋を渡って永代に近い相川町、お船手組の横丁へでたときだった。

月のない夜は、うるしのように暗い。

ふとゆく手にあたって弓張提灯――まつ川と小意気な筆あとを灯ににじませて、「オッと! 棟梁、ここは犬の糞が多うがす」