轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
ならわざるをつたうるか
伝不習乎
北大路 魯山人
「星岡」1935(昭和10)年
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 4,662 字 · 10 页
彼等の多くは普通教育的の教養さえもなく、もちろん、書物を読むでなく、趣味を解する者などは一人もない。そこで今さら教育しようにも教育のしようがない。少なくとも今日まではそうであった。今後といえども、おそらくそうであろう。彼等は料理というものを、一段下がった下等な仕事だとみずから思い込んでいるもののごとくである。
そのことは彼等のすることなすことなに一つ見ても、みなそうである。
例えば料理屋の家を見るがよい。その建築を見ると、彼等のいわゆるイキな建物なるものが、いかに低級卑俗であるかがわかる。金のないためにゴマカシ建築をするのも不快であるが、しかし、これはまだ経済的問題だから仕方がないといえば仕方がない。ところが、いわゆる凝った普請なるものは、相当の費用をかけて、彼等としては理想を実現しているわけであるが、その凝り方がいかにも低級なのである。
それはなぜかといえば、彼等はよい建築というものを解せないからである。わからないからである。床の掛け物にしてもそのとおり。古画を掛ければ偽物を飾り、新画を掛ければ下らないものを並べたてる。筋が通っていないのである。