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がいこうのほうしん
外交の方針
大隈 重信
第十囘帝國議會衆議院での演説、1897(明治30)年2月16日
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 3,488 字 · 7 页
〔国際法の主義である正理に基づくべきこと〕
利害の関係が直ちに極細微の事も世界に及ぶというが如き有様である。是に於て私は一言述べたいのは、この外交というものが、第一規模が大きくなくてはならぬ、計画の規模が広大でなければならぬ、すべての外交計画は直ちに全世界に及ぶ、規模広大なりということ、及び外交の方針、否、国是というものは一定不動連続ということが必要である。
〔国際法の主義である正理に基づくべきこと〕
それから外交についてもう一つ申上げたいことがある。それは最も善良なる外交は、国際法の主義に密着するということである。国際法の主義に密着する外交は、即ち正理を土台にするということである。この正義の力は強いものである。必ず世界公論の同情を得るという力がある。
今日我が国は数年来の熱心と勉強とを以て、国家の進運に努めたるがために、欧米の各国はよほど日本に友誼を表し、既に四十年来不都合なる条約の下に苦しめられたものが、国際法の主義に従って同等なる待遇を受けるというまでに進んだのである。これ畢竟日本の進歩の結果である。而して英国は世界に先だって日本の条約改正を承諾し、続いて欧米の諸国は十分同情を表して日本の条約改正を承諾した。