轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
にほんイデオロギーろん
日本イデオロギー論
戸坂 潤
――現代日本に於ける日本主義・ファシズム・自由主義・思想の批判
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 263,376 字 · 511 页
結論
二〇 現代日本の思想界と思想家
そして歴史の唯物論的分析にかけては、矢張り自由主義よりも唯物論の方が本格的ではないだろうかと思うのである。つまり自由主義を最も根柢的に擁護するものは、自由主義ではなくて唯物論だ、ということになる。尤もこの際、自由主義者の主観的な情緒がこの結論に対してどう反応するかということは、保証の限りではないのだが。
結論
二〇 現代日本の思想界と思想家
――思想の資格に於ける唯物論の優越性に就いて
思想界を右翼、中堅、左翼という風に区分することは今日の常識になっている。世間では即ち各種のファシストの思想、各種のリベラリストの思想、各種のマルクシストの思想、という具合に区別しようというのである。処がこの常識は極めて皮相な社会通念に基いているので、例えば同じくマルクシストと云っても、その本質から云うと社会ファシストに数えられるものが非常に多いし、又自由主義者に近いものも少くない。同様に自由主義者の内でも亦、時には実質上の自由主義者の資格を持っているものもなくはないが、その大部分は煎じつめると社会ファシスト乃至ファシストに他ならぬ。だからマルクシストとかリベラリストとか、それから又ファシストとかいう区別は、一応の便宜上の区別としてはとも角、それ以外にあまり根本的な意味のあるものではないように見えるのである。