轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

あねがわのかっせん

日本合戦譚

菊池 寛

菊池寛『日本合戦譚』。同一底本的分册已合并为一书。收入:姉川合戦、厳島合戦、川中島合戦、田原坂合戦、長篠合戦、賤ヶ岳合戦、碧蹄館の戦、島原の乱、山崎合戦、鳥羽伏見の戦、大阪夏之陣、真田幸村、応仁の乱、四条畷の戦、小田原陣。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 154,771 字 · 313 页

青空文庫

「男は一人もなし」と雑言しても、関東勢返す言葉はなかったろう。

八尾若江の戦

五月六日、片山道明寺附近の会戦と同日、八尾若江方面にも激戦があった。

八尾若江両村は道明寺の北二里余。

高野街道、奈良街道の要地にして、地勢卑湿、水田沼地多く畷道四通する所だ。

大阪方の主将は木村重成、長曾我部盛親の二人。是に向うは河内国の先鋒藤堂高虎兵五千、井伊直孝三千二百。

盛親麾下三百を長瀬川堤上に伏せ、敵の十間に迫るや槍撃す。藤堂勢中藤堂高刑、藤堂氏勝等の重臣戦死した。大阪方の奮戦知るべしである。

木村重成も同日午前五時若江に達し、藤堂隊を迎えその右翼を撃破した。然るに井伊直孝優勢なる銃隊を以て、敵を玉串川の左岸に圧迫し、木村の軍は裏崩れをし重成戦死す。

「安藤謹んで曰く、今日蘆原を下人二三人召連通候処、蘆原より敵か味方かと問、乗掛見れば、士一人床机に掛り、下人四五人並居たり。某答て、我は掃部頭士某、生年十七歳敵ならば尋常に勝負せよと申。彼士存ずる旨あれば名は名乗らじ、我は秀頼の為に命を進ずる間、首取って高名にせよと、首を延べて相待ける。

某、重て、士の道に無二勝負一して首取無レ法槍を合せ運を天に任せん、と申ければ、げに誤りたりと槍押取、床机の上に居直もせず、二三槍を合、槍を捨、士の道は是迄也。