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にっき
日記
宮本 百合子
28 一九四五年(昭和二十年)
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 6,467 字 · 14 页
十三日
十四日
三等は帰国する半島人でギューギュー。岡山よりこちらでは二等の通路にも半島の人来てねている。復員が結局大多数ということになってしまい出入りも大不自由。
広島実にひどい(雨)地下道丈のこって、片腕のない少年駅員が冷笑的な意地わるさで戸惑っている旅客につんけんものを云っている。
十三日
朝八時頃、岩国のりかえ。島田十時ごろ着、八時半東京出発。二十六時間の上かかった。パラパラ雨の中をうちへ歩いてゆく。
店ガランとして人気なし、御免なさい、と云っても人けなし。ずっと台所の方へ行ったらば、そして、もう一遍こんにちはと云ったら、マアと友子が出て来た。こういうものが参りましたよ、マア、ように! おばあちゃん、おばあちゃん、東京から見えてですよ。お母さん、裏の室からかけ出て来てマアマア、今ついて! とびっくり。えらいのにほんに、マア。着換えしてから達治の話いろいろきく。
母、気の張りが失われている。友子相変らずグタグタ。母をよくつかう。夜八時すぎもうねてしまう。文子という女の子が先生だのにドシドシ手伝わされていてびっくりした。
十四日
おそるべき小鬼なり輝というのは。