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れきしたんていほうほうろん
歴史探偵方法論
「新潮 第四八巻第一一号」1951(昭和26)年10月1日
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 7,900 字 · 16 页
むしろ人間性というものから云えば、文化人はニセの系図をつくッて威張る理由も必要もないが、古代人にとって系図のカラクリは重大きわまる問題であった。特に彼が人民に君臨する必要があるなら、彼にとって系図のカラクリは最大の関心事であったろうと想像されないでしょうか。
自称名タンテイの説はむしろアベコベで、一向に人性に即さぬものだ。文化が低い古代人だから、特にそういうカラクリが必要かくべからざる大事で、その手法にも熟達していた、そう考える方がむしろ人性に自然ではありませんか。もっとも、どっちが正しいにしても、物的証拠の前ではどちらも意味をなさないことは同じです。
(この項未完、以上は序論の如きもの也。ただし本論はすぐ来月つづくとは限らず。)