轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

えいきゅうへいわのせんけつもんだい

永久平和の先決問題

大隈 重信

「大觀 第二卷第一號」大觀社、1919(大正8)年1月1日

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 11,090 字 · 22 页

青空文庫

かくの如きはあたかも旧約聖書に在るイスラエル人にのみ神の特殊の恩寵の加わると考えたと同一なもので、而してその子孫が間も無く幕天席地、何処を故国と頼むべき無き猶太民族と成り果てた事を顧みざるものである。神の愛は平等である。然るにこれを自己にのみ厚しとするは、これ神を詐り、神を穢し、神を無みすものに非ずして何ぞや。然らば猶太の亡国は当然であるが、カイゼルはこの前車の覆轍を怖れずして、またもその轍を履んで自らその車を覆し了った。ここに覇業の終に成す無く、一時迂闊に見えても終局の勝利の王者に宿るゆえんを開悟せなければならぬ。これ孟子の梁恵王に人を殺すを嗜まざるもの能くこれを一にせんと教えたゆえんであった。孟子はある時には直ちに仁を説き、仁者に敵無しとも言っているが、これ皆人道に本づかずしては全人類の統一あるべからず、従って地上に永久の平和有るべからざるを思えばである。今や兇暴なる平和の攪乱者は天人の共怒を受けて亡びてしまったから、これよりして人道の光輝は愈々燦然たるべきであるが、果して然るを得るか如何。これを試みに支那に徴せよ。歴史は単純なる反復に非ずして、常にその変化の際になんらかの新要素を加うるというが、而かも差別の中に平等有り、変化の中に自ずから常則の有るを知らねばならぬ。