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えどまえのつり
江戸前の釣り
三遊亭 金馬
在线阅读三遊亭 金馬《江戸前の釣り(えどまえのつり)》,假名注音日语阅读。JLPT N2,点词查义。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 106,910 字 · 214 页
ところ変われば釣り変わる
北海の浜辺の磯の砂原にわれ笑いこけてタコとたわむる
ところ変われば釣り変わる
昭和二十三年十一月、名古屋納屋橋ぎわに、富士劇場というりっぱな小屋ができて、その初開場、つまり商売人のいう「コケラ落とし」をぼくがつとめた。
それから二十八年まで五年間、年に四回ぐらい、十日間ずつ名人会と銘を打って出演していたが、この劇場主の丹坂清明氏とご子息・和義君が、たいそう魚釣りが好きで、ご自分で蟹江~弥富間に大きな自家用池を持っていて、管理人まで置いていた。
十日間の興行中、三回ぐらいは必ず自家用車で佐屋川、戸田川、新正川、鮒川、町屋川あたりまで釣りに連れて行っていただいた。
それに広小路薬剤師で村岡徳五郎氏。この人はもと釣り具店をやっていたというくらいの釣り好きで、名古屋アングラー中の名人級である。大映宣伝課の殿島蒼人君、佐官屋さんの佐藤敏一君、本職よりもこのほうが商売になるくらいである。パチンコにも半プロという人があるそうだが、こういう人には「運上」という入漁料は取らない。
名古屋アングラークラブの大会に、町屋川の白ハエ釣りに連れて行かれて、サシを餌に型のよいタナゴが釣れた。