轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
しんやはねむるにかぎること
深夜は睡るに限ること
「文学界 第一巻第五号」1949(昭和24)年7月1日
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 1,848 字 · 4 页
何とまア偉大な発見であろうか。ちなみに、この持続睡眠療法というものは、十年前には地上に存在しなかったのである。だから疲れ果てたる人間共が、やぶれかぶれに戦争などをやったのである。
アプレゲールの絶望感には最適であるから、カストリを飲む金があったら、精神病院へ旅行するに限るのである。非常に健全無比な旅行なのである。
前大戦アプレゲール派のコクトオ氏なども、前代的絶望感によって、鴉片窟へ通った。これは幻覚をみるから、竜宮の門をくゞることでもあり、その点だけ浦島太郎であるけれども、これは、やめた方がよろしい。幻視とか幻聴というものは、甚しく不安定な絶望感と抱き合せにあるもので、私自身麻薬の経験はないけれども、幻聴幻視になやまされた覚えは肝に銘じているから、こんな癈人的感覚に近代性などのある筈はないのである。
近代はすべからく健全でなければなりません。それぐらいのことが分らなくって、なんて悲しい人々がたくさん居るのだろうか。だから近代に於てもメシヤが必要であり、それはお助け爺さんやジコーサマではない。つまり健全でなければならぬ。よって、迷える者、疲れたる者は、カストリ屋でトグロをまかずに、まっすぐ精神病院へ旅行すべきである。