轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

けつえきがたさつじんじけん

血液型殺人事件

甲賀 三郎

「ぷろふいる」ぷろふいる社、1934(昭和9)年6、7月号

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 35,256 字 · 71 页

青空文庫

血液型の研究

君は法医の方に興味があるそうだが、之を一つ鑑定して呉れませんか」

署長は机の抽斗を開けて、紙片のようなものを取出した。

血液型の研究

私はここで少し傍路に這入るけれども、私と笠神博士の奇妙な因縁について、述べて置きたいと思う。

笠神博士も毛沼博士も、前に述べたように、M高の先輩ではあるけれども、そうして無論M高在学中に、どこの学校にもあるように先輩についての自慢話に、医科には先輩の錚々たる教授が二人まであることは、よく聞かされていたが、親しく接するようになったのは、大学に這入ってからの事であった。

両先生の教授を受けるようになってから、誰でも経験するように、私は直ぐに毛沼博士が好きになって、笠神博士はどっちかというと嫌いだった。毛沼博士は磊落で朗かであるのに、笠神博士は蒼白い顔をして、陰気だったから、誰でも前者を好いて、後者には親しまなかったのだった。

全く、両博士のように、故郷を同くし、中学から大学まで同じ級で、同じ道を進み、卒業後も肩を並べて、同じ学校の教授の席を占めているという事も珍らしいが、その性格が全く正反対なのも珍らしいと思う。

毛沼博士は表面豪放で磊落で、酒も呑めば、独身の関係もあるが、カフェ歩きやダンスホール通いもするし、談論風発で非常に社交的である。