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「ふんしょじだい」のしゅつげん
論理とその実践――組織論から図書館像へ――
中井 正一
中井正一『論理とその実践――組織論から図書館像へ――』。同一底本的分册已合并为一书。收入:「焚書時代」の出現、生まれ変った赤坂離宮、国立国会図書館について、知識と政治との遊離、地方文化運動報告、図書館法楽屋話、図書館法の成立、野に山にかかる虹の橋、民族の血管、「良書普及運動」に寄せて、機構への挑戦、巨像を彫るもの、国立国会図書館、集団文化と読書、実践について、組織としての図書館へ、地方の青年についての報告、聴衆0の講演会、図書館法ついに通過せり、図書館法と出版界、歴史の流れの中の図書館。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 57,021 字 · 120 页
それでどうして、十万人の集団単位の組織研究をしていたアメリカに勝つことが出来よう。今にして尚、湯川博士は、アメリカに行かなければ実験組織の中に展開してゆく湯川理論を発展する事は出来ないのである。
アメリカが日本をリードし、制している根本的なるものは、個人的なものの考え方に対する集団的なものの考え方において、遙かに一歩先んじているところにあるかと思われる。
こういうと、嫌な顔をする人々の顔が、眼に見えるようであるが、好むと好まざるにかかわらず、この集団的な生き方、考え方を、正しくものにしなければ、世界の水準の新しい日本の位置を保つことはできないのではあるまいか。
この激しい急流の、一方に高まりつつあるもの、そしてそれが低きにしたがって流れている大いなる流れは、この個人から集団への道であるかのようである。
そこで、この集団の生き方、考え方として、どんな事が、私達の眼前にあらわれて来ているであろう。ちょうど、個人がものを考えるように集団がものを考える時はどうして考えるのであろう。早くいえば、学校で、会社で、議会でやっている「委員会」がそれである。
集団は「委員会」