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「ふんしょじだい」のしゅつげん
論理とその実践――組織論から図書館像へ――
中井 正一
中井正一『論理とその実践――組織論から図書館像へ――』。同一底本的分册已合并为一书。收入:「焚書時代」の出現、生まれ変った赤坂離宮、国立国会図書館について、知識と政治との遊離、地方文化運動報告、図書館法楽屋話、図書館法の成立、野に山にかかる虹の橋、民族の血管、「良書普及運動」に寄せて、機構への挑戦、巨像を彫るもの、国立国会図書館、集団文化と読書、実践について、組織としての図書館へ、地方の青年についての報告、聴衆0の講演会、図書館法ついに通過せり、図書館法と出版界、歴史の流れの中の図書館。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 57,021 字 · 120 页
これは決してアリストテレス個人の業蹟というべきでなく、次の事にまた原因をもっている。それは、人間は自分で生きて経験している以外のことはなかなか理解できないということである。すなわち封建的に生きている時代にはそういう関係以外の秩序はなかなか理解できない。一人の人の命令で国家の秩序が保たれている時代には、真理は唯一つの定理のようなもので成立していて、その定理の下にすべての現象が服従していると解釈すると判りよくもあるし、その政治家にとって都合もよいし、また知識人にとっても職業にありつけて、あわよくば高位高官の禄をも食めるということとなるのである。
アリストテレスの考え方は、全くその政府の機構に適応し、妥協し、哲学として、後のキリスト教的支配に、理論のサンプルを与えたのであった。しかし、当時のギリシャ民衆にとって、アリストテレスの政治的位置は必ずしも密接ではなかったのである。異民族のマケドニヤの王に付随したことも手伝って、ギリシャ民衆に対しては、圧迫の理論として反感をもたれ、民衆的現実から遊離していたのである。かかる類型は、何れの時代にもあらわれるのであって、知識が単に抽象的に為政者の便宜のために使役され、駆使され、真の意味から遊離し、また政治そのものの批判的精神からも遊離し、馬車馬が、馬車の方向から自ら遊離し