轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
じてん
辞典
戸坂 潤
「経済学大辞典 第四巻」岩波書店、1931(昭和6)年10月、「経済学大辞典 第五巻」岩波書店、1932(昭和7)年1月、「経済学大辞典 追補」岩波書店、1936(昭和11)年10月、「教育学辞典 第一巻」岩波書店、1936(昭和11)年5月、「教育学辞典 第二巻」岩波書店、1937(昭和12)年2月、「現代哲学辞典」日本評論社、1936(昭和11)年9月
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 96,131 字 · 186 页
アリストテレスは、例えばその動物学的研究などに於ては、観察や実験という実証的な研究態度を採り、又政治学其他の社会科学的考察に於ても実地の報告と歴史的検討とによって実証的な研究を行ったのであるが、併しこれ等の研究の基底に横たわる哲学的省察自身に就いては、その文献学的態度を別にすれば、必ずしも実証的な方法を用いてはいない。夫は第一にロゴス(言葉)を通じての概念の分析による事物の分析である点に於て、概念分析的な論理であって、近代の科学的研究法の精神と全く異っている。第二に夫は、従って又演繹の論理を中心とする点に於て、(但しアリストテレスのオルガノン自身に於ては決して演繹だけがオルガノンの全部ではないことを注意する必要がある)、近代自然科学の自然観察の精神に基く論理と相対立したものを示している。
尤も彼の所謂論理なるものは、後世普通に理解されているような意味に於ては、そして又そういう極端な形に於ては、決してただの分析論理でもなければただの演繹論理でもない。寧ろそうしたものと、総合論理・帰納論理との、複合・混合物だったと見ていい。之を純然たる分析的演繹の論理にまで仕上げたのは、実はスコラ哲学なのであった。