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つうぞくこうぎ れいこんふめつろん

通俗講義 霊魂不滅論

井上 円了

在线阅读井上 円了《通俗講義 霊魂不滅論(つうぞくこうぎ れいこんふめつろん)》,假名注音日语阅读。JLPT N2,点词查义。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 75,415 字 · 148 页

青空文庫

第二四回 人の理性に満足を与うるの必要なること

決して遠慮には及びませぬ。

第二四回 人の理性に満足を与うるの必要なること

かくのごとく、世界に有限にして可知なる部分と、無限にして不可知なる部分と二とおりありて、学術はその可知的部分を本領とし、宗教はその不可知的部分を本拠とするの別があります。しかして、哲学は可知的、不可知的の両方に関係するも、可知的より不可知的に及ぼす方針を取り、宗教はこれに反して、不可知的より可知的に及ぼす方針を取るの相違があります。しかしこの二者は、ともに不可知的に関係するをもって、双方互いに助け合うことが肝要である。よって仏教のごときは、半面は宗教、半面は哲学より成り、二者兼備の宗教となりております。されば拙者はここに、哲学と宗教と互いに提携する必要につきて一言いたしましょう。

人の性質に感性、悟性、理性の三とおりあることは、ある哲学者の申すところでありますが、拙者もこの名目を用いて、まずその解釈を述ぶれば、感性とは感覚性のことにして、耳目の感ずる作用をいい、悟性とは理解力のことにして、普通の実験論理によりて事物の道理を了解する作用をいい、理性とは前二者の上に位して、到底実験も人知もはるかに及ばざる絶対無限の境遇に、体達超入する作用をいいます。