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くろふねぜんご

黒船前後・志士と経済他十六篇

服部 之総

服部之総『黒船前後・志士と経済他十六篇』。同一底本的分册已合并为一书。收入:黒船前後、志士と経済、空罎、加波山、咸臨丸その他、汽船が太平洋を横断するまで、黒田清隆の方針、黒船来航、新撰組、せいばい、尊攘戦略史、撥陵遠征隊、福沢諭吉、武鑑譜、望郷、蓮月焼、Moods cashey。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 121,901 字 · 247 页

青空文庫

一九〇〇     九九九   (三八・一%)

一九〇五     九五六   (三〇・九%)

これは世界中の商帆船トン数と、それの総商船トン数にたいする割合であった。したがってこの数字は、平均化されている。おのおのの国についてみれば、帆船の敗退はあるいはもっと早く、あるいはもっと遅れて、起っている。英本国では一八九〇年に帆船トン数の比率は三六・八%に減っており一九〇五年には一五・六%――この年の全世界の平均比率の約半分である。

これにたいしてノールウェイでは、一九〇五年になっても五五%、ロシアでは同じく五三・六%――これらの国々は、やっと一八九〇年当時の世界的水準に、この点では、停滞していたということができる。

わが大日本帝国では――

一九〇五年の帆船トン数三三四、六八四トン、汽船トン数九三八、七八三トン。総商船トン数にたいする帆船トン数の比率は二六・三%。この年の各国平均比率三〇・九%よりいいばかりでなく、英国の一五・六、ドイツの二二・四には及ばないがフランスの四八・七、合衆国の三七%にくらべてずっといい。

もっと昔、明治二十三年、一八九〇年、世界全体としてはまだ帆船の方が多かった。