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ぐうたらどうちゅうき
ぐうたら道中記
佐々木 邦
線上閱讀佐々木 邦《ぐうたら道中記(ぐうたらどうちゅうき)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 164,113 字 · 332 頁
と三輪さんは天真爛漫だ。
「酷い男だね。外れた時丈け問題にする。小局部の天気予報は寧ろ枝葉のことなんだが、気象台は生憎とそれ丈けで民衆に接しているから、好いところが見えなくて可哀そうだよ」
と団さんは自分のことは棚へ揚げた。
間もなく昨夜宿屋へ送り込んで呉れた渡辺さんが訪ねて来た。一礼を述べた後、
「案内して貰えればこの上なしだが、忙しいだろうね?」
とお父さんが言った。
「忙しいさ。しかし今日は日曜だよ。相変らず七曜を超越しているね」
と渡辺さんは遠慮がない。
「次席って奴は忙しいってね。何日支店長になれるんだい?」
と団さんが訊いた。
「前途遼遠だね。順番の廻って来るまでに頭が真白になりそうだよ」
「成程、大分白くなったね。しかし髭丈けは不思議に真黒だ。髭の方は二十年若うございますからと言った奴があるそうだが、君も髭青年の組だね」
と三輪さんが批評した。
「待てよ。この前会ったのは一昨年だったね。あの時はこんなじゃなかった。然う/\、白髪は一本もないと言って自慢していたじゃないか?」
と団さんが怪んだ。
「親父が死んだんでね」
「然う/\、もう時効にかゝった積りでお悔みは略していたが……」