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ぐうたらどうちゅうき
ぐうたら道中記
佐々木 邦
線上閱讀佐々木 邦《ぐうたら道中記(ぐうたらどうちゅうき)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 164,113 字 · 332 頁
第八回
電報は相役の田鶴子さんの文案通り僕が認めて昨夜の中に鳥羽から打って貰ったのだが、何うしたのだろう?
「君が平常時間通りに学校へ出ないもんだから今日も一汽車や二汽車は後れると思っているんじゃないかい?」
とお父さんが言った。
「まさか。僕もこれで学校の時間丈けは几帳面だよ。ことによると電文が不明瞭だったのじゃなかろうか?」
と三輪さんはお弟子の責任を田鶴子さんと僕に転嫁しようとした。
「斯うやって待っていても始まらない。兎に角上野へ行って宿屋へ落ちつくとしようじゃないか?」
と団さんは赤帽に切符を買いにやった。
「上野へ行くって、此処が上野だろう? 伊賀上野とちゃんと書いてある」
「否、真正の上野はもっと先だ。此処で乗り替えるんだよ」
間もなく僕達は玩具のような汽車に押し込められた。軽便鉄道というのだそうだが、狭くて遅い上にガタ/\して一向便利でない。
「英語では軽鉄道だね。便の字は些とも入っていない。これを軽便鉄道というのは君達のやる誤訳の一例だね」
と団さんが悪口を言った。
「今の上野は偽物の上野かね?」
と三輪さんはまだ上野を気にしていた。
「偽物という次第でもないけれど、上野の町はこの先さ。