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まんようしゅうか
万葉秀歌
斎藤 茂吉
線上閱讀斎藤 茂吉《万葉秀歌(まんようしゅうか)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 213,820 字 · 427 頁
この歌は、大体そう訓んで味うと、なかなかよい歌で棄てがたいのである。「矢釣山木立も見えず降りみだる」あたりの歌調は、人麿でなければ出来ないものを持っている。結句の訓も種々で考のマヰリクラクモに従う学者も多い。山田博士は、「雪にうくづきまゐり来らくも」と訓み、「古は初雪の見参といふ事ありて、初雪に限らず、大雪には早朝におくれず祗候すべき儀ありしなり」(講義)と云っている。なお吉田増蔵氏は、「雪に馬並めまゐり来らくも」と訓んだ。また、「乱」をマガフ、サワグ等とも訓んでいる。これは、四段の自動詞に活用しないという結論に本づく根拠もあるのだが、私は今回もミダルに従った。若し、マヰリクラクモと訓むとすると、「ふる雪を腰になづみて参り来し験もあるか年のはじめに」(巻十九・四二三〇)が参考となる歌である。
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もののふの八十うぢ河の網代木にいさよふ波のゆくへ知らずも 〔巻三・二六四〕 柿本人麿
柿本人麿が近江から大和へ上ったとき宇治川のほとりで詠んだものである。「もののふの八十氏」は、物部には多くの氏があるので、八十氏といい、同音の宇治川に続けて序詞とした。