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だいうちゅうえんせいたい

大宇宙遠征隊

海野 十三

線上閱讀海野 十三《大宇宙遠征隊(だいうちゅうえんせいたい)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 53,967 字 · 109 頁

青空文庫

宇宙服

――それから、本隊司令に対し、連絡をせよ」

いよいよ艇内は、総員の活動で、にわかにさわがしくなった。

宇宙服

「おーい。三郎君。早くこっちへ来い」

入口から、三郎を呼ぶ者があった。

三郎がその方へふりかえると、入口に鳥原青年の顔があった。

「鳥原さん。何の用で?」

「いよいよ月の世界へ下りることになったので、皆、むこうで宇宙服の着方をおそわっているのだ。君も早く来い」

「あ、宇宙服ですか、もう始まったんですね。じや、艇長にちょっとお許しを得ていくことにしましょう」

三郎は、艇長に申出て、許可をうけ、鳥原青年とともに、艇夫室へ急いだ。

艇夫室には、艇夫たちが大ぜいあつまっていた。卓子のうえには、高級艇員が立って皆を見下ろしている。

「もう、大たいあつまったようだな。では、宇宙服の着方をおしえる。まず、実物を見せるがこれが宇宙服だ」

下から、大きな深海潜水服みたいなものが、さし上げられた。説明役の高級艇員は、それを卓子のうえに抱え上げた。宇宙服は、架台にかかっていた。自分の横に、その宇宙服をおいて、説明がはじまった。

「これが宇宙服だ。ちょっと見ると、潜水服のようでもあるが、また西洋の鎧のようにも見える。