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だいうちゅうえんせいたい

大宇宙遠征隊

海野 十三

線上閱讀海野 十三《大宇宙遠征隊(だいうちゅうえんせいたい)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 53,967 字 · 109 頁

青空文庫

これは手の代用物であろう。触手というものかもしれない。とにかく、いまだきいたこともないふしぎな生物であった。

もう一つ、ふしぎなのは、その怪物の足であった。足は、その怪物の下腹のところから二本にゅっと出ていた。その足はちょっと見ると、鶴の脚に似ていた。しかしよく見ると、関節が二つもあり、大地をふまえるところには、五本の指があって、水かきのようなものがついていた。しかもこの奇妙な足は、どこから見ても丈夫に見えた。何だか、金属を組合わせて足の形にしたもののようにも見えた。

(一体、何だろう。この高等怪物は……)

三郎は、そばへぴったりすりよってくる、木曾九万一の身体をかかえながら、眼をみはった。

その怪物の中に、どうやら大将らしい怪物があった。その怪物は他の怪物と、しきりに連絡をしていたようであったが、やがて連絡がすんだのか顔を二人の方に向けた。

「おい、君たちは、日本人だろう」

その怪物が、いきなり日本語で話しかけてきた。それには三郎は、びっくり仰天した。

「ええっ!」と、三郎はいったきり、全身から、汗がふきだしてたらたらと流れた。

ふしぎだ。なぜその怪物は、日本語をはなすのであろうか。