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ようかいげんだん

妖怪玄談

井上 円了

線上閱讀井上 円了《妖怪玄談(ようかいげんだん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 29,869 字 · 59 頁

青空文庫

第三三節

芝居の形情を想出するときは、自然にその手足をうごかし、その身体を動かして外貌に示すに至る。これみな、心中にその意を注ぐところのもの、知らず識らず発して外部の運動を現ずるに至るものにして、余がいわゆる予期意向より不覚筋動を生ずる一種なり。

第三三節

今、コックリの回転も、もとよりこの理に基づくものにして、これを試むる人は大抵みな、あらかじめコックリの回転するを知り、またその回転の、人の問いに応答するを知るをもって、その思想、知らず識らず発現して手の上に動作を起こし、ただにその回転の結果を見るのみならず、その回転のよく人の問いに答えて、事実を告ぐるの結果あるを見るに至るなり。今ここに、さきごろ『やまと新聞』に掲載せる一項を引きて、その一例を示さん。曰く、

巣鴨におる勇公というもの、このほど王子に茶屋奉公して、於辰という女を女房にもらいしが、この節流行の狐狗狸を始め、勇公が、「もし、狐狗狸様、於辰もこれまで、よい人がありましたろう。あったなら足を上げて下さい」というと、その足が上がったので、於辰も負けぬ気で、「勇さんには、今でもなにかありましょう。あるならこっちの足を」