輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
線上閱讀吉川 英治《新書太閤記(しんしょたいこうき)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 180,256 字 · 361 頁
「後日、ごあいさつ申すでござろう」
と、受けておいた。
そして、答礼の使いをやる折に、水挿の価に倍する黄金と、見事な鞍などを持たせてやった。
その日である。
使いを出した後で、また、松原内匠をよんで何やらいいつけていたが、やがて自身、縁へ出て来て、
「猿ッ。猿ッ」
と、庭へ向って呼んだ。
日吉は、
「おいッ」
と答えながら、木蔭から小迅ッこく走って来て、
「お呼びですか」
と、膝をついた。
ここへ来てから、二寺へも行ったらしいが、直ぐ帰って来て、その後、何とはなしに居着いていた。
機転がきく。何でもする。人は彼を小馬鹿にするが、彼は人を馬鹿にしない。口が達者なほど心は決して軽薄でない。――で、小六は、庭使いにして愛していた。
庭使いは、箒持ちの小者の仕事のようではあるが、事実はそうでない。主人の身近に働いて、朝夕主人の眼にふれるし、夜は夜の守り役をもすることになるので、決してよそ者などは使わないものである。それを小六は、庭へ飼った。猿々と呼んではいるが、愛している証拠であった。
「新川の茶わん屋の宅へ行って来い。内匠について、道案内をいたしながら」
「茶わん屋へですか」