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げんだいてつがくこうわ

現代哲学講話

戸坂 潤

線上閱讀戸坂 潤《現代哲学講話(げんだいてつがくこうわ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 268,337 字 · 522 頁

青空文庫

唯物史観――イデオロギーの概念はこれの一特産物である――は存在の上下の構造を交換することを許さない。)

そこで、吾々は、世界観――存在論――論理学というイデオロギーとしての哲学の三つの根本契機を通じて、二系列の哲学イデオロギーの対立を一般的に指摘し、そして一系列がこの三つの契機に相当して有つ三つの性格と、他系列の同等な三つの性格との、夫々の間の対応的対立を、一般的に指摘しよう。――重ねて注意しておかなくてはならぬ、ここで見出されるであろう一般的関係は、決して単なる主観的な抽象ではなくて、哲学の客観的な歴史的発展それ自身がみずから抽出した処の、哲学というイデオロギー的存在それ自身の運動の基本・基準であるだろうことを。吾々はだから、之を基準としてこそ初めて、吾々の分析を行ない得るということを。

プラトンは『テアイテートス』に於て、哲学の動機を賞歎に置いている。というのは(アリストテレスの言葉を借りるなら)眼が見ることを喜び耳が聴くことを喜ぶように、学は学のために愛される――愛知・哲学――と云うのである。だからプラトンによれば哲学の父タレスも、天体を無心に賞歎しながら溝に落ちたと伝えられる(タレスは併し実はもっと実際的な技術家であったように見える、そして又プラトンよりも多少実際的なアリストテレスによれば、タレス