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しんせんどうとかがく
神仙道と科学
中谷 宇吉郎
線上閱讀中谷 宇吉郎《神仙道と科学(しんせんどうとかがく)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 4,215 字 · 9 頁
こういう説明は、素人向きであって、数学者には却ってわかりにくいのだそうである。ところがこの間の消息を、もっとわかりよい形で説明してくれたのが、ドイツの数学者デデキントである。それは「直線が連続体を成しているというのは、直線を二つの部分に切断すると、その境に点は一つあってただ一つしかないことを指す」というのである。もっと卑近にいえば、連続した直線を二つに切ると、その切口では一方の端にしか点がないということになる。即ち左の線分の右端に点があれば、右の線分の左端には点がない、その反対の場合ももちろんあるというのである。これは実に面白い説明であって、以上述べたややこしい三種の無限点の関係が、この一つの表現で巧くいいあらわされるばかりでなく、この考え方によって、連続の性質が非常にはっきりしてくるのである。その詳しい説明を希望される方は『零の発見』を読まれるのが、一番の早道であり、かつもっとも利口な方法でもある。
時の問題にこの表現をあてはめてみると、話はもっと面白くなる。時の移りはもちろん連続であるから、それを或る瞬間で切った場合、過去には最後の時刻が無くて、未来だけに最初の時刻があるか、或いはその逆であるかである。